今回は、ジャパン・シニアリビング・パートナーズ株式会社 藤村 隆氏にヘルスケア業界と ファンドの特徴をインタビュー形式でお話していただきました。
オペレーショナルアセットなのでオペレーションに対する目利き力、REITとしての運用の安定性の経験と実績が重要なポイントです。
オペレーションに対する目利き力として、新生銀行のヘルスケアファイナンス部で培ってきたノウハウを持った人員がいます。
REITとしての運用の安定性の経験ノウハウは、KENEDIXで培ってきた経験者がいます。
スポンサーがこういう部分にも関係し、高い専門性と豊富な経験をもったメンバーを中心に、人的ネットワークを作りだしている部分も重要なポイントです。
今の資産規模が、約280億円ですので最大の課題は、外部成長性を実現させるということになります。
なぜ外部成長性が重要かと言いますと、一定の規模がないとREITとしての対外的な信用力や存在感、流動性などいろんな意味で一人前と認められないためです。
ではどのように実現していくかというシナリオになりますが、一つはORE戦略です。オペレーター事業のパートナーとして事業参画していく理念を全面に打ち出していきます。
今回取得した14物件は、これまでスポンサーがオペレーターと2人3脚でやってきたものを引き継いで取得したものです。このような戦略でREIT、運用会社がスポンサーと一緒になってオペレーターのビジネス・パートナーとして物件の供給を受けていくことをメインにしていきたいと思います。
もう一つの方法としては、社会のニーズに適合したものを、ある意味政策提言に近い考え方になりますが、マーケットを作っていく、潜在的なニーズを掘り起こしてマッチするものを提供していこうと考えています。
これは競争ではなく、本投資法人の創造性や優位性でマーケットを作っていくことになります。
昔に比べると、不動産の仲介業者が、売却情報としてヘルスケ施設を持ち回るようになってきました。その点に関しては、一般不動産のように流動性が高くなってきているかと思います。 ただし流動性が高くなるとどうしても入札が発生しますので、適正な価格で取得することは難しい場合は、あえてスポンサー外から高値で購入することはないと思っています。
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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