8月8日週のニュース概観
(写真/PIXTA)
8月10日、不動産投資事業やサブリース事業等を手掛けている日本商業開発が私募リートの設立準備に着手したと発表した。 設立予定の投資法人は、名称を「地主プライベートリート投資法人」とし、資産運用会社は日本商業開発の100%子会社「地主アセットマネジメント株式会社」が担当する。
リリースでは当該投資法人の投資対象を底地に限定するとしているが、これは私募REITは勿論、J-REITを含めても初の試みとなる。今後、2016年10月下旬に投資信託及び投資法人に関する法律(投信法)に基づく登録を完了し、2017年1月上旬に運用を開始する予定。
また、日本商業開発が私募リート組成に向けて動き出したことに伴って、同社がケネディクス商業リートと締結していたサポート契約にも物件取得における優先交渉権順位の変更といった動きが生じている。
※日本商業開発株式会社とのサポート契約変更契約の締結に関するお知らせ(http://www.krr-reit.com/file/news-9965b86d3d2ee928e3ff30464b197c2c94d90fc2.pdf)
※日本初の底地特化型「地主私募リート」組成及び「ケネディクス商業リート」とのサポート契 約変更契約の締結に関するお知らせ(http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1394735)
8月8日週は、以下の物件開発動向が発表された。いずれも東急不動産の案件であり、同社の積極的な投資姿勢が窺えるものとなっている。
なお東急不動産はアクティビア・プロパティーズ投資法人(オフィスと商業施設を中心とした総合型)とコンフォリア・レジデンシャル投資法人(住居特化型)のメイン・スポンサーとなっている。今回発表された各開発計画の用途を見ると、将来的に前者のパイプラインにのってくることもあり得よう。
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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