1月16日週のニュース概観
(写真/PIXTA)
1月16日、物流施設の開発・投資、その他関連サービス提供を展開している株式会社シーアールイー(以下、CRE)が資産運用子会社2社について再編を行うと発表した。
これまでCREの傘下にはストラテジック・パートナーズ株式会社とNCF不動産投資顧問株式会社の2社の不動産資産運用会社があった。この2社についてCREは2月28日を効力発生日として以下の再編を行うという。
1.ストラテジック・パートナーズ株式会社から私募ファンド事業を分割。
2.分割された私募ファンド事業をNCF不動産投資顧問株式会社が吸収。
3.ストラテジック・パートナーズ株式会社は「CRE リートアドバイザーズ株式会社」に商号変更。
4.NCF不動産投資顧問株式会社が「ストラテジック・パートナーズ株式会社」に商号変更。
この再編の結果、2月28日よりCREグループの資産運用業務は、CRE リートアドバイザーズ株式会社(旧ストラテジック・パートナーズ株式会社)がCRE ロジスティクスファンド投資法人の運営に専念、ストラテジック・パートナーズ株式会社(旧NCF不動産投資顧問株式会社)が私募ファンド運営を担当という形で展開されることになる。
なおCRE ロジスティクスファンド投資法人は将来的な東証J-REIT市場への上場を目標とし、既に2016年7月27日から非上場の状態で運用を開始している。
1月16日週の物件開発動向だが、主だったのものとして以下の3件の発表があった。
中でも目を引くのは大学の教育・研究施設と賃貸オフィスからなる複合施設「上智大学6号館(ソフィアタワー)」の竣工だろう。少子化による若年層人口の減少、長期にわたる低金利が国債投資による安定的な利回りの確保を困難にしている等、学校法人の財政状況には逆風が吹き続けている。そんな状況下、学校法人による保有不動産活用の動きが今後どれだけ広がるか注目したい。
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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