11月5日週のマーケット概観
(写真/iStock)
11月5日週は、米中間選挙やFOMCといったイベント、そして9月機械受注統計や10月景気ウォッチャー調査といった指標の発表があったが、いずれも結果は従来の予想に沿うものとなった。
これにより、市場を揺らしていた不透明感も一旦後退する形となり、株式、J-REITともに上昇方向の値動きとなった(株式については為替が円安ドル高基調が続いていることも下支え要因になっていると見られる)。
今後だが、11月14日発表の実質GDP(7-9月速報値)、そして同じ14日のパウエルFRB議長講演や15日のドラギECB総裁講演を材料に市場が動くと見られる。
また、ヒストリカル・ボラティリティを見ると、TOPIXは約17%、東証J-REIT指数は約8%となった。J-REITよりも株式の方が値動きが大きい状態に変わりはないが、先週比ではTOPIXのボラティリティ低下した一方で東証J-REIT指数のボラティリティは上昇という状態である。このまま、J-REITの値動き幅が拡大していくのか否か、こちらも注目される。
J-REIT市場にフォーカスすると、11月5日週で活発に取引されたのは以下の銘柄であった(出来高の多い順に上位10銘柄を提示)。
コード | 名称 | 出来高(口) | 分配金利回り(11月2日時点) | 投資対象 |
8963 | インヴィンシブル投資法人 | 133,272 | 7.30% | 総合 |
3298 | インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 | 110,068 | 5.31% | オフィス |
3462 | 野村不動産マスターファンド投資法人 | 46,625 | 4.28% | 総合 |
8960 | ユナイテッド・アーバン投資法人 | 41,396 | 3.98% | 総合 |
3281 | GLP投資法人 | 38,178 | 4.63% | 物流 |
8985 | ジャパン・ホテル・リート投資法人 | 37,828 | 4.83% | ホテル |
8953 | 日本リテールファンド投資法人 | 36,357 | 4.20% | 商業 |
3309 | 積水ハウス・リート投資法人 | 34,736 | 4.37% | 総合 |
8954 | オリックス不動産投資法人 | 32,575 | 3.86% | 総合 |
8956 | プレミア投資法人 | 28,148 | 4.27% | 総合 |
個別銘柄ではインヴィンシブル投資法人がトップの座をインベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人から奪取したことが目を引くが、上位10銘柄全体として見れば出来高合計が約59万口、先週比では25%近くの減少となっていることが注目される。おそらくは株式市場の不透明感が後退したことで、そちらに売買が引き寄せられたものと推測される。
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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