(2020/07/22)
日本プロロジスリート投資法人が、第15期(2020年5月期)決算を発表した。 第15期は、投資口の追加発行を行い「プロロジスパーク千葉1」等、物流施設3物件を取得した。これによる賃貸収益が増加し、経常利益ベースでは前期比4.4%増益となったが、宮城県に保有するプロロジスパーク岩沼1の火災発生に伴う建物滅失3,752百万円を特別損失に計上し、当期利益は前期比35.6%減。減価償却費の28.5%相当額の継続的利益超過分配に加え、増資による利益の希薄化、台風被害による修繕費相当額の一時的利益超過分配を行う。更に火災損失に伴う税会不一致を回避するため、一時差異等調整引当額3,750百万円を利益超過分配に加え、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は4,645円となった。 期末のポートフォリオは49物件、資産規模(取得額合計)は6,961億円、有利子負債比率は38.2%。 第16期(2020年11月期)は、前期に取得した物件の通期稼働が寄与し、経常利益ベースで前期比4.5%増益を見込む。更に火災の保険金収入4,000百万円を特別利益に計上する。減価償却費の28.5%相当額に加え、火災による解体費用相当額の利益超過分配を行う一方、前期の一時差異等調整引当額の戻し入れを行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は4,761円となる見通し。 第17期(2021年5月期)は、固都税の増加により、経常利益ベースで前期比2.6%減益を見込む。減価償却費の28.5%相当額に加え、解体費用相当額の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は4,725円となる見通し。 なお、プロロジスパーク岩沼1は、今後解体工事を経て2021年春頃を目処に再建築を開始する予定。
第15期実績 | 第16期予想 | 前期比 | 第17期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 22,655百万円 | 23,612百万円 | 4.2% | 23,269百万円 | ▲1.5% |
当期利益 | 6,008百万円 | 13,186百万円 | 119.5% | 9,962百万円 | ▲24.5% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,437円 | 3,827円 | 57.0% | 4,040円 | 5.6% |
1口当たり利益超過分配金 | 2,208円 | 934円 | ▲57.7% | 685円 | ▲26.7% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
4,645円 | 4,761円 | 2.5% | 4,725円 | ▲0.8% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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