(2021/07/15)
日本プロロジスリート投資法人が、第17期(2021年5月期)決算を発表した。 第17期は、投資口の追加発行を行い、「プロロジスパーク千葉ニュータウン」等3物件を取得。これにより経常利益ベースで前期比1.4%増益。投資口数4.7%増加により、1口当たり利益分配金は前期比0.5%減となった。減価償却費の28.5%の利益超過分配に加え、プロロジスパーク岩沼1の火災に伴う解体工事費及び増資に伴う1口当たり利益の希薄化に対し一時的に利益超過分配を増額し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は4,847円となった。 期末のポートフォリオは52物件、資産規模(取得額合計)は7,583億円、有利子負債比率は37.8%。 第18期(2021年11月期)は、前期に取得した3物件の通期稼働により、前期比2.8%増益を見込む。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は4,919円となる見通し。 第19期(2022年5月期)は、プロロジスパーク岩沼1が竣工予定。旗艦物件であるプロロジスパーク茨木の84%を占めるニトリが2021年12月に中途解約するが、既にその8割が契約締結済。固都税の増加や稼働率を保守的に想定し、前期予想比2.6%減益を見込む。減価償却費の30%の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は4,811円となる見通し。 スポンサーの開発物件14物件計2,600億円を活用し、引き続き年間500億~600億円の取得を目指す。
第17期実績 | 第18期予想 | 前期比 | 第19期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 24,554百万円 | 25,466百万円 | 3.7% | 25,261百万円 | ▲0.8% |
当期利益 | 10,611百万円 | 10,907百万円 | 2.8% | 10,618百万円 | ▲2.6% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
4,110円 | 4,225円 | 2.8% | 4,113円 | ▲2.7% |
1口当たり利益超過分配金 | 737円 | 694円 | ▲5.8% | 698円 | 0.6% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
4,847円 | 4,919円 | 1.5% | 4,811円 | ▲2.2% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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