(2021/10/15)
Oneリート投資法人が、第16期(2021年8月期)決算を発表した。 第16期は、物件入替えを行い、「D'sVARIE本郷ビル」等3物件を取得する一方、「fab南大阪」等3物件を売却した。また規約変更を行い、商業施設を主要な投資対象から除外し、中規模のオフィスビルを中心とする投資方針に変更した。物件売却益879百万円計上、また前期の減損損失がなくなったことにより、前期比155%増益。前期に発生した税会不一致に伴う一時差異等調整引当額の戻し入れを行い、1口当たり分配金は7,546円となった。 期末のポートフォリオは25物件、資産規模(取得額合計)は1,042億円、有利子負債比率は47.2%。 第17期(2022年2月期)は、3年ぶりとなる投資口の追加発行を行い、「倉持ビルディング第一」等、オフィスビル6物件を取得し、資産規模は1,199億円に拡大。一方、期中平均稼働率は98.1%と前期より0.9ポイント低下。新規物件の賃貸収益が寄与するが、前期の物件売却益の反動減により、前期比26%減益。投資口数11.9%増加により、1口当たり分配金は7,190円と4.7%減となる見通し。 第18期(2022年8月期)は、期中平均稼働率が97.6%と前期より0.5ポイント低下するが、概ね底打ちと予想する。新規6物件が通期寄与するが、既存物件の減収や固都税の増加により、前期予想比1.0%減益を見込み、1口当たり分配金は7,120円となる見通し。
第16期実績 | 第17期予想 | 前期比 | 第18期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 4,889百万円 | 4,365百万円 | ▲10.7% | 4,425百万円 | 1.4% |
当期利益 | 2,612百万円 | 1,930百万円 | ▲26.1% | 1,911百万円 | ▲1.0% |
分配金総額 | 1,810百万円 | 1,930百万円 | 6.6% | 1,911百万円 | ▲1.0% |
1口当たり分配金 | 7,546円 | 7,190円 | ▲4.7% | 7,120円 | ▲1.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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