(2021/08/17)
日本リート投資法人が、第18期(2021年6月期)決算を発表した。 第18期は、前期同様に物件入替えを実施し、「天翔新橋5丁目ビル」等6物件を取得、「東池袋センタービル」等3物件を売却した。テナント退去率が6.4%と大幅上昇したが、期中に埋め戻し、オフィスの期末賃料稼働率は前期の96.1%から95.8%と微減。稼働率低下による賃貸収入の減少、物件売却益の減少により、前期比10.7%減益となり、1口当たり分配金は10,800円となった。 期末のポートフォリオは103物件、資産規模(取得額合計)は2,550億円、有利子負債比率は48.0%。 併せて、新たに8物件を取得することを発表した。 都内のオフィスビル2物件、都内・埼玉・大阪の住宅計6物件を取得する。取得額は計76.15億円。 第19期(2021年12月期)は、これら8物件を取得する一方、「板橋本町ビル」等、オフィスビル4物件を売却予定。オフィスの期末賃料稼働率は95.5%を想定。賃貸収益は減少するが、物件売却益の大幅増加により、前期比8.0%増益を見込み、1口当たり分配金は11,665円となる見通し。期末の有利子負債比率は47.9%を想定。 第20期(2022年6月期)は、オフィスの期末賃料稼働率が97.2%へ改善することを想定。これにより賃貸収益は増加するが、前期の物件売却益の反動減により、前期予想比25%減益を見込み、1口当たり分配金は8,750円となる見通し。期末の有利子負債比率は48.2%を想定。 引き続き物件入替えを促進するとともに、公募増資を行い資産規模3,000億円を目指す。
第18期実績 | 第19期予想 | 前期比 | 第20期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 9,410百万円 | 10,042百万円 | 6.7% | 8,513百万円 | ▲15.2% |
当期利益 | 4,858百万円 | 5,248百万円 | 8.0% | 3,936百万円 | ▲25.0% |
1口当たり分配金 | 10,800円 | 11,665円 | 8.0% | 8,750円 | ▲25.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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