(2022/02/17)
日本リート投資法人が、第19期(2021年12月期)決算を発表した。 第19期は、「リードシー飯田橋ビル」等オフィスビル2物件、住宅6物件の計8物件を取得する一方、「池袋本町ビル」等オフィスビル4物件を売却した。オフィスの期末賃料稼働率は95.3%と前期より0.5ポイント低下した。賃料稼働率の低下や修繕費の増加により賃貸収益は減少したが、物件売却益1,602百万円が寄与し、前期比9.8%増益。業績予想を超える87百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は11,665円と前期比8%増となった。 期末のポートフォリオは107物件、資産規模(取得額合計)は2,559億円、有利子負債比率は48.0%。 併せて「サンワールドビル」を売却することを発表した。本物件は、大阪市西区に位置する、1993年竣工のオフィスビル。売却額は14.3億円。 第20期(2022年6月期)は、オフィスの稼働率の回復が前期想定より遅れ、契約稼働率の低下及びフリーレントの長期化により、オフィスの期末賃料稼働率は94.4%と前期より0.9ポイント低下する想定。サンワールドビルの売却益127百万円が寄与するが、売却益の減少により、前期比27.6%減益を見込み、1口当たり分配金は8,586円となる見通し。 第21期(2022年12月期)は、オフィスの賃料稼働率は95.2%と前期予想より0.8%改善する想定。物件売却益や賃貸収入の減少により、前期予想比5.0%減益を見込み、1口当たり分配金は8,159円となる見通し。
第19期実績 | 第20期予想 | 前期比 | 第21期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 10,041百万円 | 8,519百万円 | ▲15.2% | 8,346百万円 | ▲2.0% |
当期利益 | 5,335百万円 | 3,863百万円 | ▲27.6% | 3,671百万円 | ▲5.0% |
分配金総額 | 5,248百万円 | 3,863百万円 | ▲26.4% | 3,671百万円 | ▲5.0% |
1口当たり分配金 | 11,665円 | 8,586円 | ▲26.4% | 8,159円 | ▲5.0% |
<売却> | |||||
物件名称 | サンワールドビル | ||||
所在地 | 大阪府大阪市西区北堀江 | ||||
売却額 | 1,430百万円 | ||||
簿価(売却時想定) | 1,262百万円 | ||||
差額(売却額-簿価) | 168百万円 | ||||
売却日 | 2022年2月28日 | ||||
売却先 | 非開示 |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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