(2023/02/16)
日本リート投資法人が、第21期(2022年12月期)決算を発表した。 第21期における物件取得はなし。ポートフォリオの71.5%を占めるオフィスの期末賃料稼働率は95.2%と前期より0.9ポイント上昇、また賃料増減率は3期ぶりにプラスに転じた。賃貸収入は増加したが、物件売却益の減少、水道光熱費や修繕費の増加により、前期比5.0%減益となり、1口当たり分配金は8,387円となった。 期末のポートフォリオは106物件、資産規模(取得額合計)は2,547億円、有利子負債比率は48.2%。また11月に主要スポンサーが双日からSBIグループに交代した。 第22期(2023年6月期)は、オフィスの期末賃料稼働率が96.7%と前期より1.5ポイント上昇する想定。これにより増収となるが、水道光熱費やリーシング費用の増加により、前期比1.4%減益を見込み、1口当たり分配金は8,269円となる見通し。 第23期(2023年12月期)は、オフィスの期末賃料稼働率が95.9%と前期予想より0.8ポイント低下する想定。賃貸収入の減少、修繕費や支払利息の増加により、前期予想比3.2%減益を見込み、1口当たり分配金は8,005円となる見通し。 主要スポンサー交代後も従来の運用方針を維持しつつ、SBIグループのサポートを活用し、引き続き中期目標である資産規模3,000億円を目指す。
第21期実績 | 第22期予想 | 前期比 | 第23期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 8,547百万円 | 8,674百万円 | 1.5% | 8,740百万円 | 0.8% |
当期利益 | 3,773百万円 | 3,720百万円 | ▲1.4% | 3,601百万円 | ▲3.2% |
1口当たり分配金 | 8,387円 | 8,269円 | ▲1.4% | 8,005円 | ▲3.2% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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