(2019/02/07)
野村不動産マスターファンド投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は1年ぶり。 発行口数は214,760口、オーバーアロットメントによる売出口数は10,740口。これにより発行後の投資口数は5.2%増の4,547,300口となる。 調達額は324億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 取得する物件は、「PMO田町東」等オフィスビル4物件、商業施設5物件、物流施設1物件の計10物件、取得額は計482億円。売り主はスポンサーである野村不動産。 これにより、1月に公表した5物件売却及び上記10物件取得後のポートフォリオ全体の規模は、5.5%増の1兆86億円と、日本ビルファンド投資法人及びジャパンリアルエステイト投資法人に続き、資産規模1兆円を達成する。また増資後の有利子負債比率は43.9%と、第6期(2018年8月期)末の44.4%から低下する見通し。 これらに伴い、第8期(2019年8月期)及び第9期(2020年2月期)業績予想を発表した。 第8期は、上記10物件取得による賃貸収益の増加が寄与し、前期予想比7.3%増益を見込む。合併によるのれん償却費相当額2,622百万円及び既存物件の減収分288百万円を利益超過分配とする。投資口数が増加するも、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,166円と、前期予想を2.7%上回る見通し。 第9期は、賃貸事業費用や支払利息、投資口発行費用の減少により、前期予想比3.2%増益を見込む。のれん償却費相当額2,622百万円及び既存物件の減収分179百万円を利益超過分配とする。1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,224円と、前期予想を1.8%上回る見通し。
第8期予想 | (第7期予想) | 増減率 | |
営業収益 | 36,345百万円 | 34,731百万円 | 4.6% |
当期利益 | 11,488百万円 | 10,709百万円 | 7.3% |
分配金総額 (利益超過分配金含む) |
14,398百万円 | 13,328百万円 | 8.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,525円 | 2,478円 | 1.9% |
1口当たり利益超過分配金 | 641円 | 606円 | 5.8% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,166円 | 3,084円 | 2.7% |
第9期予想 | (第8期予想) | 増減率 | |
営業収益 | 36,295百万円 | 36,345百万円 | ▲0.1% |
当期利益 | 11,859百万円 | 11,488百万円 | 3.2% |
分配金総額 (利益超過分配金含む) |
14,660百万円 | 14,398百万円 | 1.8% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,607円 | 2,525円 | 3.2% |
1口当たり利益超過分配金 | 617円 | 641円 | ▲3.7% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,224円 | 3,166円 | 1.8% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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