(2019/04/12)
野村不動産マスターファンド投資法人が、第7期(2019年2月期)決算を発表した。 第7期は「セレニテ心斎橋グランデ」等2物件を取得する一方、「プライムアーバン江坂Ⅰ」等5物件を売却した。 晴海トリトンZ棟の大口テナント退去が発生するも、賃貸収益の増加、物件売却益685百万円計上により、前期比7.9%増益。物件売却損益計662百万円を内部留保する一方、のれん償却費2,622百万円を加算し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,128円と、前期を1.4%上回った。 期末のポートフォリオは278物件、資産規模(取得額合計)は9,603億円、有利子負債比率は44.5%。 第8期(2019年8月期)は、投資口の追加発行を行い「Landport青梅Ⅰ」等10物件を取得。前期の物件売却益がなくなることや、晴海トリトンZ棟及びLandport浦安の大口テナント退去が影響する一方、新規物件の賃貸収益が寄与し、当期純利益は前期と同水準を見込む。のれん償却費2,622百万円、テナント退去に伴う一時的な減収の補填として288百万円を加算とし、投資口数が5.2%増加するも、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,182円と、前期を1.7%上回る見通し。 第9期(2020年2月期)は、修繕費や支払利息の減少が寄与し、前期予想比3.2%増益を見込む。のれん償却費2,622百万円、テナント退去に伴う一時的な減収の補填として179百万円を加算し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,238円と、前期予想を1.8%上回る見通し。
第7期実績 | 第8期予想 | 前期比 | 第9期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 35,428百万円 | 36,394百万円 | 2.7% | 36,321百万円 | ▲0.2% |
当期利益 | 11,560百万円 | 11,561百万円 | 0.0% | 11,926百万円 | 3.2% |
1口当たり当期利益 | 2,675円 | 2,541円 | ▲5.0% | 2,622円 | 3.2% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,623円 | 2,541円 | ▲3.1% | 2,622円 | 3.2% |
1口当たり利益超過分配金 | 505円 | 641円 | 26.9% | 616円 | ▲3.9% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,128円 | 3,182円 | 1.7% | 3,238円 | 1.8% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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