(2019/12/05)
野村不動産マスターファンド投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は2期連続。 発行口数は159,900口、オーバーアロットメントによる売出口数は8,000口。これにより発行後の投資口数は3.7%増の4,715,200口となる予定。 調達額は321億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金とする。 取得する物件は、オフィスビル3物件、都市型商業施設1物件、物流施設1物件、賃貸住宅4物件の計9物件、取得額は計404億円。売り主はスポンサーである野村不動産。これによりポートフォリオ全体の規模は4%増の1兆516億円となる。 これらに伴い、第9期(2020年2月期)及び第10期(2020年8月期)業績予想を修正。 第9期は、新規9物件のうち5物件を取得する。これにより10月に公表した業績予想に対し0.5%増益を見込む。投資口数増加により、1口当たり利益分配金は3.1%減となるが、利益超過分配金を増額し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,248円と変更なし。 第10期は、残り4物件を取得する。これにより前回予想比6.6%増益を見込む。利益超過分配を増額し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,317円と前回予想を1.6%上回る見通し。 なお、増資及び物件取得後の有利子負債比率は43.0%と、第8期(2019年8月期)末の43.9%より低下する見込み。
第9期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 36,878百万円 | 36,712百万円 | 0.5% |
当期利益 | 12,030百万円 | 11,976百万円 | 0.5% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,550円 | 2,632円 | ▲3.1% |
1口当たり利益超過分配金 | 698円 | 616円 | 13.3% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,248円 | 3,248円 | 0.0% |
第10期予想 | (第9期予想) | 増減率 | |
営業収益 | 38,208百万円 | 36,878百万円 | 3.6% |
当期利益 | 12,945百万円 | 12,030百万円 | 7.6% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,744円 | 2,550円 | 7.6% |
1口当たり利益超過分配金 | 573円 | 698円 | ▲17.9% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,317円 | 3,248円 | 2.1% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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