(2020/10/14)
野村不動産マスターファンド投資法人が、第10期(2020年8月期)決算を発表した。 第10期は、「Landport東習志野」等、4物件を取得した。コロナ禍の影響により、都市型商業施設を中心とした賃料減免及び売上歩合賃料の減少により賃貸収入が366百万円減少するも、新規物件の収益が寄与し、前期比5.0%増益。のれん償却費2,622百万円、コロナ禍に伴う一時的な減収分として218百万円を内部留保より取崩し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,317円となった。 期末のポートフォリオは298物件、資産規模(取得額合計)は1兆516億円、有利子負債比率は43.2%。 第11期(2021年2月期)は、「Landport青梅Ⅱ」を取得。修繕費が増加する一方、新規物件の賃貸収益や、前期の一時的な賃料減免の解消、支払利息の減少により、前期比2.2%増益を見込む。のれん償却費2,622百万円を内部留保より取崩し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,330円となる見通し。 第12期(2021年8月期)は、固都税の増加により、前期予想比1.5%減益を想定。のれん償却費2,622百万円を内部留保より取崩し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,288円となる見通し。 コロナ禍で投資口価格が低下したため、当面は物件入替えや借入金及び手元資金を活用して、増資を行わずに外部成長を行う方針。
第10期実績 | 第11期予想 | 前期比 | 第12期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 37,577百万円 | 38,347百万円 | 2.0% | 38,390百万円 | 0.1% |
当期利益 | 12,799百万円 | 13,084百万円 | 2.2% | 12,881百万円 | ▲1.6% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,714円 | 2,774円 | 2.2% | 2,731円 | ▲1.6% |
1口当たり利益超過分配金 | 603円 | 556円 | ▲7.8% | 557円 | 0.2% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,317円 | 3,330円 | 0.4% | 3,288円 | ▲1.3% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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