(2023/10/18)
野村不動産マスターファンド投資法人が、第16期(2023年8月期)決算を発表した。 第16期は、物件入替えを推進し、「Landport東雲・安田倉庫」等9物件を取得する一方、「NMF名古屋柳橋ビル」等12物件を売却した。物件売却益4,706百万円が寄与し、前期比20%増益。のれん償却費2,622百万円を加算する一方、物件売却益より3,356百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,402円となった。 期末のポートフォリオは290物件、資産規模(取得額合計)は1兆985億円、有利子負債比率は43.7%。 第17期(2024年2月期)は、「ホテルウィングインターナショナルプレミアム京都三条」を取得する一方、「プライムアーバン上前津」等3物件を売却。物件売却益の減少により、前期比23%減益。のれん償却費2,622百万円を加算し、更に差引き474百万円を内部留保より取崩し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,376円となる見通し。 第18期(2024年8月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比0.7%減益を見込む。のれん償却費2,622百万円を加算し、更に内部留保より69百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,271円と前期予想比3.1%減となる見通し。 オフィス市況の不透明感から、当面はオフィス投資比率を第16末の42.7%から30%台へ低減する方針。物件売却の好機を活かし、物件入替えを進める。
第16期実績 | 第17期予想 | 前期比 | 第18期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 43,645百万円 | 39,314百万円 | ▲9.9% | 39,384百万円 | 0.2% |
当期利益 | 16,746百万円 | 12,781百万円 | ▲23.7% | 12,687百万円 | ▲0.7% |
分配金総額 (利益超過分配金含む) |
16,041百万円 | 15,918百万円 | ▲0.8% | 15,423百万円 | ▲3.1% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
3,402円 | 2,835円 | ▲16.7% | 2,690円 | ▲5.1% |
1口当たり利益超過分配金 | 0円 | 541円 | - | 581円 | 7.4% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,402円 | 3,376円 | ▲0.8% | 3,271円 | ▲3.1% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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