(2018/10/15)
三菱地所物流リート投資法人が、第4期(2018年8月期)決算を発表した。 第4期における物件取得はなし。上場時に取得した物件が通期寄与する一方、固都税や資産運用報酬の増加により、前期比6.6%減益。減価償却費の30%相当額を利益超過分配とし、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は5,292円となった。 期末のポートフォリオは8物件、資産規模(取得額合計)は708億円、有利子負債比率は25.0%。 第5期(2019年2月期)は、投資口の追加発行を行い、「ロジクロス厚木」「ロジクロス神戸三田」を取得。これにより資産規模は832億円となる。2物件の賃貸収益が寄与し、前期比15.6%増益を見込む。利益超過分配を減価償却費の37%相当額と一時的に増額し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は5,445円と前期を2.9%上回る見通し。有利子負債比率は27.1%を想定。 第6期(2019年8月期)は、前期予想比2.9%増益を見込む。減価償却費の30%相当額を利益超過分配とし、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は5,445円と前期予想と変わらない見通し。 中期的な成長戦略として、今後3~4年後に資産規模2,000億円を目指す。 なお、増資後の投資口価格が低迷している点から、今後の対策として、低い有利子負債比率を踏まえ借入による物件取得、ブリッジスキームの活用、持投資口制度の活用、自己投資口取得等を検討する。
第4期実績 | 第5期予想 | 前期比 | 第6期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 2,186百万円 | 2,488百万円 | 13.8% | 2,529百万円 | 1.6% |
当期利益 | 1,002百万円 | 1,158百万円 | 15.6% | 1,192百万円 | 2.9% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
4,685円 | 4,714円 | 0.6% | 4,850円 | 2.9% |
1口当たり利益超過分配金 | 607円 | 731円 | 20.4% | 595円 | ▲18.6% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
5,292円 | 5,445円 | 2.9% | 5,445円 | 0.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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