(2021/04/13)
タカラレーベン不動産投資法人が、第6期(2021年2月期)決算を発表した。 第6期は「盛岡駅前通ビル」等オフィスビル3物件、都市型商業施設1物件の持分を売却した。売却した物件の賃貸収入が減少する一方、物件売却益186百万円が寄与し、前期比5.5%増益。分配金の平準化を目的として、物件売却益より55百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,100円と前期比2.3%増となった。コロナ禍に伴う賃料減免額は、前期の76百万円から当期は22百万円へ大幅縮小。ホテルオペレーターと10月に解約したアリエッタホテル名古屋は、3月に新規オペレーターと契約し、5月にリブランドオープンする予定。 期末のポートフォリオは33物件、資産規模(取得額合計)は818億円、有利子負債比率は46.0%。 併せて「ラグゼナ門真」をスポンサーであるタカラレーベンより取得することを発表した。 物件は、京阪線及び大阪モノレール門真駅より徒歩3分に位置する、2020年11月竣工、15階建の単身者向けマンション。総戸数154戸、稼働率は98.8%。取得額は20億円。 第7期(2021年8月期)は、上記物件含め5物件を取得、「Almost Blue」の残り持分を売却する。これに伴う賃貸収益の増加、物件売却益416百万円が寄与し、前期比2.8%増益を見込む。物件売却益より84百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,100円と前期と同額となる見通し。 第8期(2022年2月期)は、前期に取得した物件が通期寄与するが、前期の物件売却益の反動減により、前期予想比19.9%減益を見込む。内部留保より126百万円を取崩し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,900円となる見通し。 スポンサーであるタカラレーベンの開発物件を中心に、公募増資を伴う外部成長によって、引き続き中期目標である1口当たり分配金3,500円を目指す。
第6期実績 | 第7期予想 | 前期比 | 第8期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 2,874百万円 | 2,979百万円 | 3.7% | 2,570百万円 | ▲13.7% |
当期利益 | 1,476百万円 | 1,517百万円 | 2.8% | 1,215百万円 | ▲19.9% |
分配金総額 | 1,433百万円 | 1,433百万円 | 0.0% | 1,341百万円 | ▲6.4% |
1口当たり分配金 (第8期は利益超過分配金含む) |
3,100円 | 3,100円 | 0.0% | 2,900円 | ▲6.5% |
<取得> | |||||
物件名称 | ラグゼナ門真 | ||||
所在地 | 大阪府門真市元町 | ||||
取得金額 | 2,000百万円 | ||||
鑑定NOI利回り | 4.8% | ||||
還元利回り | 4.4% | ||||
竣工時期 | 2020年11月1日 | ||||
取得日 | 2021年4月13日 | ||||
売主 | (株)タカラレーベン |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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