(2021/10/13)
タカラレーベン不動産投資法人が、第7期(2021年8月期)決算を発表した。 前期の物件売却による売却代金を活用し「カインズ大宮店」等6物件を取得する一方、「Almost Blue」等2物件を売却した。前期の物件売却により賃貸収益は減少したが、物件売却益457百万円が寄与し、前期比5.9%増益。分配金の安定化を目的として、物件売却益のうち150百万円を内部留保とするも、1口当たり分配金は3,156円と1.8%増となった。 期末のポートフォリオは37物件、資産規模(取得額合計)は867億円、有利子負債比率は46.0%。 第8期(2022年2月期)は、投資口の追加発行を行い「アピタ名古屋南店」等12物件を取得し、資産規模は1,131億円に拡大。商業施設や住宅の投資比率が上昇し、用途の分散が進む。これにより前期比7.8%増益を見込む。内部留保より40百万円を取り崩すが、投資口数24.3%増加により、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,000円と前期比4.9%減となる見通し。 第9期(2022年8月期)は、固都税の増加等により、前期予想比7.0%減益を見込む。内部留保より42百万円を取り崩すも、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,800円となる見通し。 引き続き中期目標である1口当たり分配金3,500円を目指す。
第7期実績 | 第8期予想 | 前期比 | 第9期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 3,061百万円 | 3,353百万円 | 9.5% | 3,398百万円 | 1.3% |
当期利益 | 1,563百万円 | 1,685百万円 | 7.8% | 1,568百万円 | ▲6.9% |
分配金総額 (利益超過分配金含む) |
1,459百万円 | 1,725百万円 | 18.2% | 1,610百万円 | ▲6.7% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
3,156円 | 2,997円 | ▲5.0% | 2,797円 | ▲6.7% |
1口当たり利益超過分配金 | 0円 | 3円 | - | 3円 | 0.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,156円 | 3,000円 | ▲4.9% | 2,800円 | ▲6.7% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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