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NTT都市開発リート投資法人 (8956)

J-REIT銘柄情報

8956 NTT都市開発リート投資法人

プレミア投資法人が第29期決算、スフィアタワー天王洲の取得を発表

(2017/06/16)

プレミア投資法人(PIC)が、第29期(平成29年4月期)決算を発表した。 第29期は、スポンサーであるNTT都市開発と物件入替えを行い、PICは「アーバンエース肥後橋ビル」を取得する一方「トレードピア淀屋橋(底地)」を売却した。これにより物件売却益138百万円が発生するが、上野トーセイビル、かながわサイエンスパークのテナント退去により賃貸収益が減少し、前期比0.5%減益、1口当たり分配金は2,520円となった。 期末のポートフォリオは59物件、資産規模(取得額合計)は2,340億円、有利子負債比率は43.7%。 併せて「スフィアタワー天王洲」の共有持分67%を取得することを発表。物件は、りんかい線天王洲アイル駅より徒歩3分に位置する、平成5年竣工、27階建のタワービル。3月末のテナントは23社、稼働率は88.1%。本持分は、かつてグローバル・ワン不動産投資法人が保有し、2013年に今回の売り主であるハーバーキャピタル特定目的会社に売却した。PICの取得は150億円。なお、残り持分33%は阪急リート投資法人が保有しており、共同運用となる。 これらに伴い、第30期(平成29年10月期)は、スフィアタワー天王洲の収益が寄与する一方、前期の物件売却益がなくなること、テナント退去による収益減少、季節変動に伴う水道光熱費の増加により、前期比3.6%減益を見込む。内部留保より28百万円を取り崩すが、1口当たり分配金は2,450円と前期を2.8%下回る見通し。 第31期(平成30年4月期)は、スフィアタワー天王洲の通期稼働により、前期予想比3.0%増益を見込み、1口当たり分配金は2,500円となる見通し。

           
  第29期実績 第30期予想 前期比 第31期予想 前期比
営業収益 8,443百万円 8,522百万円 0.9% 8,764百万円 2.8%
当期利益 3,318百万円 3,197百万円 ▲3.6% 3,292百万円 3.0%
分配金総額 3,318百万円 3,225百万円 ▲2.8% 3,292百万円 2.1%
1口当たり分配金 2,520円 2,450円 ▲2.8% 2,500円 2.0%
<取得>          
物件名称 スフィアタワー天王洲(共有持分67%)    
所在地 東京都品川区東品川    
取得金額 15,000百万円    
鑑定NOI利回り 4.3%    
還元利回り 3.9%    
竣工時期 平成5年4月    
取得日 平成29年6月21日    
売主 ハーバーキャピタル特定目的会社    

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