(2024/11/19)
グローバル・ワン不動産投資法人が、第42期(2024年9月期)決算を発表した。 第42期は、「大手町ファーストスクエア」の一部を追加売却した。横浜プラザビルの大口テナント退去により、ポートフォリオ全体の期末稼働率は96.2%と前期より1.0ポイント低下。既存物件のフリーレント解消により賃貸収益は増加したが、物件売却益の減少により、前期比16%減益。自己投資口の消却を行い投資口数が1.9%減少する一方、280百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,528円と前期比14.6%減となった。 期末のポートフォリオは15物件、資産規模(取得額合計)は2,061億円、有利子負債比率は45.2%。 第43期(2025年3月期)は、「大手町ファーストスクエア」の残持分、「アルカセントラル」の一部を売却する。ポートフォリオ全体の期末稼働率は98.4%と前期より2.2ポイント回復する想定。売却した物件や横浜プラザビルの賃貸収益が減少するが、物件売却益の大幅増加により、前期比14.7%増益を見込む。売却益を全額分配、更に17百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,238円と前期比28%増となる見通し。横浜プラザビルは稼働率が第42期に83.5%に低下したが、スポンサーである明治安田生命が入居する予定で、第43期に100%へ回復する見込み。 第44期(2025年9月期)は、「アルカセントラル」の一部を追加売却する。売却した物件の賃貸収益や売却益の減少により、前期予想比12.6%減益を見込む。差引き281百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,535円と前期予想比21%減となる見通し。 稼働率及び賃料上昇や物件取得により、引き続き1口当たり巡航分配金2,400円を目指す方針。 なお、2025年9月に主要テナントが退去予定の品川シーサイドウエストタワーは、10フロアの埋め戻しには相応のフリーレント期間を要する見込みから、売却する方向性を示す。
第42期実績 | 第43期予想 | 前期比 | 第44期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 6,486百万円 | 6,870百万円 | 5.9% | 6,303百万円 | ▲8.3% |
当期利益 | 2,816百万円 | 3,231百万円 | 14.7% | 2,824百万円 | ▲12.6% |
分配金総額 | 2,535百万円 | 3,248百万円 | 28.1% | 2,542百万円 | ▲21.7% |
1口当たり分配金 | 2,528円 | 3,238円 | 28.1% | 2,535円 | ▲21.7% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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