(2019/02/21)
インヴィンシブル投資法人が、第31期(2018年12月期)決算を発表した。 第31期は、投資口の追加発行を行い「ホテルマイステイズプレミア赤坂」等、国内のホテル4物件の取得、ケイマン島のリゾートホテル2物件への匿名組合出資を行った。前期の物件売却益がなくなるが、新規物件の賃貸収益や、ホテルの変動賃料の増加により、前期比8.6%増益。前期の物件売却益の内部留保756百万円の取崩し、また利益超過分配289百万円を行い、分配金総額(利益超過分配金含む)は9,537百万円。更に期末に自己投資口の消却を行い、投資口数が1.4%減少。1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は1,683円と前期を17.7%上回った。 期末のポートフォリオは132物件、資産規模(取得額合計)は4,483億円、有利子負債比率は50.2%。変動賃料比率は36.4%。 第32期(2019年6月期)は、前期に取得した物件及び匿名組合出資の通期稼働により、前期比6.0%増益を見込む。利益超過分配79百万円を加算し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は1,582円と前期を6.0%下回る見通し。 第33期(2019年12月期)は、ホテルの賃料増加により、前期予想比6.0%増益を見込む。利益超過分配79百万円を加算し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は1,676円と前期予想を5.9%増加する見通し。 なお、2019年の年間ベースの1口当たり分配金は3,258円と、2018年の3,113円を4.6%増加する見通し。 今後の中期目標として、東京オリンピック以降のホテル供給減による需給の改善、住宅の賃料上昇を背景に、2022年に1口当たり3,700円達成をを目標とする。
第31期実績 | 第32期予想 | 前期比 | 第33期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 14,451百万円 | 14,923百万円 | 3.3% | 15,596百万円 | 4.5% |
当期利益 | 8,384百万円 | 8,889百万円 | 6.0% | 9,421百万円 | 6.0% |
分配金総額 (利益超過分配金を含む) |
9,537百万円 | 8,964百万円 | ▲6.0% | 9,497百万円 | 5.9% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
1,632円 | 1,568円 | ▲3.9% | 1,662円 | 6.0% |
1口当たり 利益超過分配金 |
51円 | 14円 | ▲72.5% | 14円 | 0.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金を含む) |
1,683円 | 1,582円 | ▲6.0% | 1,676円 | 5.9% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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