(2020/04/13)
福岡リート投資法人が、第31期(2020年2月期)決算を発表した。 第31期における物件取得はなし。日韓情勢悪化や新型コロナウイルスを背景とした訪日外国人減少によるキャナルシティ博多及び沖縄のホテルの売上げ減少、キャナルシティビジネスセンタービルの一時的な空室を受け、前期比1.4%減益、1口当たり分配金は3,642円と業績予想を僅かに下回った。 期末のポートフォリオは29物件、資産規模(取得額合計)は1,959億円、有利子負債比率は39.8%。 併せて「東比恵ビジネスセンターⅢ」を5月に取得することを発表。本物件は、福岡市営地下鉄東比恵駅より至近に位置する、今年3月竣工、7階建の新築オフィスビル。スポンサーである福岡地所が開発した。4月時点のテナントは4社、稼働率は88.3%。取得額は32.9億円。これによりポートフォリオ全体の規模は2,000億円を達成する。 第32期(2020年8月期)は、東比恵ビジネスセンターⅢの賃貸収益が寄与する一方、新型コロナウイルスによる影響が12月まで続く想定で業績予想を算出。緊急事態宣言発令により、キャナルシティ博多、木の葉モール橋本、マリノアシティ福岡の3物件で臨時休業を実施しており、商業施設の売上げ減少により、前期比13.5%減益を想定し、1口当たり分配金は3,150円となる見通し。 第32期(2021年2月期)は、感染の収束を想定し、商業施設の売上げ回復、6月取得予定のロジシティ若宮の収益貢献により、前期予想比15.8%増益を見込み、1口当たり分配金は3,650円となる見通し。
第31期実績 | 第32期予想 | 前期比 | 第33期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 9,162百万円 | 8,893百万円 | ▲2.9% | 9,240百万円 | 3.9% |
当期利益 | 2,899百万円 | 2,508百万円 | ▲13.5% | 2,905百万円 | 15.8% |
1口当たり分配金 | 3,642円 | 3,150円 | ▲13.5% | 3,650円 | 15.9% |
<取得> | |||||
物件名称 | 東比恵ビジネスセンターⅢ | ||||
所在地 | 福岡市博多区東比恵 | ||||
取得金額 | 3,290百万円 | ||||
鑑定NOI利回り | 4.4% | ||||
還元利回り | 4.3% | ||||
竣工時期 | 2020年3月23日 | ||||
取得日 | 2020年5月29日 | ||||
売主 | 福岡地所(株) |
PR
PR
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
* 当サイトはJ-REIT(不動産投資信託)の情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としておりません。 * 当サイトの情報には万全を期しておりますがその内容を保証するものではなくまた予告なしに内容が変わる(変更・削除)することがあります。 * 当サイトの情報については、利用者の責任の下に行うこととし、当社はこれに係わる一切の責任を負うものではありません。 * 当サイトに記載されている情報の著作権は当社に帰属します。当該情報の無断での使用(転用・複製等)を禁じます。