(2023/04/14)
福岡リート投資法人が、第37期(2023年2月期)決算を発表した。 第37期は、「久留米東櫛原SC」の共有持分15%を売却した。また旗艦物件である「キャナルシティ博多」の大規模リニューアル工事を開始した。これにより修繕費が増加したが、物件売却益や韓国からのインバウンド需要増に伴い商業施設の変動賃料が寄与し、前期比1.6%増益。1口当たり分配金は3,580円となった。 期末のポートフォリオは33物件、資産規模(取得額合計)は2,059億円、有利子負債比率は41.6%。 第38期(2023年8月期)は、「熊本イーストフロントビル」「アクシオン別府駅前プレミアム」を取得する一方、「久留米東櫛原SC」の共有持分55%を売却する。キャナルシティ博多サウスビルのリニューアルに伴うダウンタイムが発生するが、物件売却益の増加が寄与し、前期比0.5%増益、1口当たり分配金は3,600円となる見通し。 第39期(2024年2月期)は、「博多FDビジネスセンター」を取得、「久留米東櫛原SC」の共有持分残30%を売却する。物件売却益が減少する一方、キャナルシティ博多のサウスビル営業再開や新規物件の収益が寄与し、当期利益は前期と同水準を見込み、1口当たり分配金は3,600円となる見通し。 資産規模は第39期に2,230億円となる。当面はポートフォリオ分散を図りながら資産規模2,500億円を目指し、将来的には3,000億円を目標に置く。一方、有利子負債比率は第39期末に45.7%に上昇するため、45%以下へ引き下げを図る。
第37期実績 | 第38期予想 | 前期比 | 第39期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 9,037百万円 | 9,200百万円 | 1.8% | 9,280百万円 | 0.9% |
当期利益 | 2,849百万円 | 2,865百万円 | 0.6% | 2,865百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 3,580円 | 3,600円 | 0.6% | 3,600円 | 0.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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