(2023/02/22)
ジャパン・ホテル・リート投資法人が、第23期(2022年12月期)決算を発表した。 第23期における物件取得はなし。10月以降全国旅行支援や入国制限緩和により、ホテルの売上が大幅回復し、変動賃料25物件のRevPER(客室当たり売上げ)は8,623円と前期比+89.4%増加(コロナ禍前の2019年比では-38.9%減)となった。主要なオペレーターであるHMJグループとの契約は、固定賃料を減免し全額変動賃料とした。変動賃料の大幅増加により、前期106%増益。一時差異等調整積立金より376百万円を取崩し、1口当たり分配金は682円と前期比86%増となった。 期末のポートフォリオは41物件、資産規模3,635億円、有利子負債比率は41.4%。 第24期(2023年12月期)は、約4年ぶりに物件取得を再開し「雨庵金沢」を取得した。HMJグループとの契約は、コロナ禍前の固定賃料+変動賃料の形態に戻る。変動賃料25物件のRevPERは13,618円と前期比+57.9%増加(2019年比では-3.5%減)となる想定。固定賃料の増加により、前期比223%増益を見込む。一時差異等調整積立金より330百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,005円と前期比194%増となる見通し。 今後は人件費やエネルギー価格等のコスト増加を上回るADR(客室単価)の増加によって、HMJグループのホテル売上増を目指す。またリブランドや契約改定時に賃料負担率の引き上げや変動賃料の導入を行い収益向上を図る意向。
第23期実績 | 第24期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 14,912百万円 | 21,837百万円 | 46.4% |
当期利益 | 2,671百万円 | 8,628百万円 | 223.0% |
分配金総額 | 3,046百万円 | 8,958百万円 | 194.1% |
1口当たり分配金 | 682円 | 2,005円 | 194.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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