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2016年07月27日

サムティアセットマネジメント、役職員向けにサムティ・レジデンシャル投資法人の投資口累積投資制度を導入

7月19日週のニュース概観

(写真/PIXTA)

概況

7月21日、サムティ・レジデンシャル投資法人より資産運用会社サムティアセットマネジメント株式会社において役職員を対象とした投資口累積投資制度を導入したとの発表があった。
投資口累積投資制度とは、証券会社口座から毎月一定額を引き落として投資口購入に充てていくもので、一般の個人投資家向けにも各証券会社が「るいとう」「株式積立」といった名称で同内容のサービスを提供している(購入可能銘柄は各証券会社によって異なる)。
今回の資産運用会社役職員を対象とした投資口累積投資制度の導入について、サムティ・レジデンシャル投資法人は資産運用会社役職員の投資法人運用成績向上への意識をより高め、投資主価値向上にも繋がるとしている。
なお投資法人や資産運用会社の役職員を対象とした投資口累積投資制度の導入は、日本ロジスティクスファンド投資法人、大和ハウス・レジデンシャル投資法人、平和不動産リート投資法人、イオンリート投資法人、プレミア投資法人、SIA投資法人に続いて7例目。

物件動向

7月19日週は以下の3件の物件動向が報じられた。うち2件を占める森トラストの物件取得は京都、北海道(札幌)といずれも観光で有名な地域でなされている。同社は既にホテル特化型REITの上場に向けた動きを開始しており、今回取得された2物件が将来的に当該ホテル特化型REITのパイプラインにのってくるか注目される。

a. 北海道札幌市:「(旧)農林中央金庫札幌支店」取得
7月19日、森トラストが札幌市中央区(大通り西5丁目)において旧農林中央金庫札幌支店の土地・建物を取得したと発表した(取得日は7月15日)。
当該敷地(面積約2,700㎡)は有名な道庁赤レンガ庁舎やさっぽろTV塔、時計台等の観光名所に近く、さっぽろ雪まつりやYOSAKOIソーラン祭りといった大規模イベントの舞台にもなる大通公園に面している。この好立地を踏まえ、今後、森トラストは外資系ホテルを中核とした大型複合施設を開発する意向である。
b. 京都府京都市:「京都恒和ビル」取得
7月19日、森トラストが同日付で京都市下京区の京都恒和ビルの土地・建物を取得したと発表した(敷地面積約1,200㎡、延床面積約12,000㎡)。
今回取得の物件は地下鉄烏丸線市場駅から徒歩1分、京都市における商業・ビジネスの中心地「田の字地区」に位置し、オフィスビルとして利用されている。
今後の活用方法だが、森トラストは「地域に貢献できる利用計画」、「世界から注目を集める観光都市京都にふさわしい事業の展開」を念頭に検討を進めていくという。
c. 千葉県流山市:「DPL流山Ⅰ」計画
7月21日、大和ハウス工業が着工を発表した。大和ハウス工業は、常磐自動車道「流山IC」から約2.7kmで東京港や成田空港、東京国際空港へのアクセスも可能な敷地(総面積182,000㎡)内に三つの大型物流施設を建設する計画を有しており、今回着工された「DPL流山Ⅰ」はその第一弾となる。当該物流施設の規模は敷地面積約66,580㎡、延床面積144,000㎡、地上4階建てで、竣工は2018年2月の予定。竣工後、テナントとの契約締結を待ってJ-REITに売却することがリリースで明言されている(ただし具体的な投資法人名は挙げられていない。おそらく大和ハウス・レジデンシャル投資法人との合併を果たした新「大和ハウスリート投資法人」が取得することになると思われる)
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