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2018年05月28日
「REITキーマンに聞く!」 マリモ・アセットマネジメント株式会社 北方 隆士氏
今回は、マリモ・アセットマネジメント株式会社 北方 隆士氏に業界動向やファンドの特徴に関してインタビュー形式でお話していただきました。
――現状ではレジデンスと商業施設で約45%ずつ、残り約10%をホテルやオフィスが占めるポートフォリオ構成となっています。これを今後も維持していくのか、それともホテルやオフィスの割合を増やしていきたいのか、お聞かせください。
将来的にホテルの割合を増やしていきたいと考えています。数字で言えば、レジデンスと商業施設で約7割、ホテルを中心としたその他資産で約3割という構成を目指していくイメージを持っています。
――物件取得における地銀7行からのサポート状況について差支えない範囲でお聞かせ下さい。
1つ目は、地元の物件情報の提供です。その中から取得条件に適う物件を選び出す他、更地からの開発案件をスポンサーのマリモに話を繋ぎ、マリモで取得・開発を行った後に完成物件をリートへ組み入れるといったスキームも考えています。
もう1つ、地方銀行ということで各行とも安定的な借入先となって頂けている点も重要なサポートだと言えます。
――稼働率の状況や保有物件の賃料動向、収益性向上の取組みといった内部成長についてお話し下さい。
上場以降のポートフォリオ全体稼働率は、98%台後半という高稼働率を安定的に継続できています。築年数の経過した物件には修繕費及び資本的支出を積極的に投下し、水廻りを中心とした専有部のリフォームや共有部の設備更新を怠らない姿勢が功を奏しているという認識です。
またレジデンスの賃料動向ですが、第3期はテナント退去後の新規成約の約8割(39室/49室中)が増額に成功しています。より細かく見ると、仙台や博多の物件が好調だった印象です。
賃料動向は、市況のみならず、近隣の競合物件の多寡にも大きく左右されます。内部成長とはややずれますが、地方の相場及び近隣状況を把握して厳選投資をする姿勢は今後も大切にしていきたいですね。
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