GLP投資法人が第23期決算を発表、1口当たり実績分配金（利益超過分配金含む）は3,224円

(2023/10/13)

GLP投資法人が、第23期（2023年8月期）決算を発表した。 第23期は、投資口の追加発行を行い、「GLP ALFALINK相模原4」等、物流施設4物件を取得する一方、「GLP江別」を売却した。 新規物件や賃料増額改定に伴う賃貸収益の増加、物件売却益2,183百万円が寄与し、前期比6.9％増益。投資口数が4.5％増加するも、1口当たり利益分配金は2.3％増加。利益超過分配金を減価償却費の40.8％に増額し、1口当たり分配金は3,224円と前期比2.9％増となった。 期末のポートフォリオは92物件、資産規模（取得額合計）は8,953億円、有利子負債比率は44.2％。 第24期（2024年2月期）は、「GLP盛岡」を売却、また「GLP習志野Ⅱ」の建物を売却し、再開発SPCの優先出資証券を取得。物件売却益の減少により、前期比15.1％減益。また利益超過分配を減額し、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は2,753円と前期比14.6％減となる見通し。 第25期（2024年8月期）は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比2.8％減益を見込む。利益超過分配金を増額するも、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は2,706円と前期予想比1.7％減となる見通し。 引き続き1兆円超のパイプラインを活用した外部成長、直近3年間の賃料増額率+6.7％を裏付けとした内部成長、含み益率34％を活用した物件売却によって、1口当たり分配金の成長を図る。