野村不動産マスターファンド投資法人、野村不動産オフィスファンド投資法人、野村不動産レジデンシャル投資法人が合併、総合型REITへ

(2015/05/27)

野村不動産をスポンサーとする、野村不動産マスターファンド投資法人（NMF）、野村不動産オフィスファンド投資法人（NOF）、野村不動産レジデンシャル投資法人（NRF）が合併することを発表した。これら3つの投資法人は全て消滅し、新たに投資法人を設立する新設合併となる。新投資法人となる「野村不動産マスターファンド投資法人」は10月2日に総合型REITとして上場予定。これにより新投資法人の資産規模（取得額計）は単純合計で8,421億円と、REIT全銘柄で4番目の規模に拡大する。合併比率は、NMFの投資口1口に対し新投資法人の投資口1口を、NOF1口に対し新投資法人3.6口を、NRF1口に対し新投資法人4.45口をそれぞれ割当交付する。また合併に伴い正ののれん801億円が発生する見込み。併せて、新投資法人上場後に「野村不動産吉祥寺ビル」等7棟（取得額計231億円）を取得することを発表。これらに伴い新投資法人の第1期（平成28年2月期）及び第2期（平成28年8月期）の業績予想を公表。第1期の運用期間は平成27年10月から平成28年2月の5ヶ月間。のれん償却費等の合併費用が分配金に与える影響を緩和するため、利益超過分配を行うことにより、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は2,100円となる見通し。第2期（平成28年8月期）の1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は2,750円となる見通し。