Oneリート投資法人が第22期決算を発表、1口当たり実績分配金は6,835円

(2024/10/15)

Oneリート投資法人が、第22期（2024年8月期）決算を発表した。 第22期における物件取得はなし。フリーレントを反映した実質的な期中平均稼働率は96.5％と前期より0.4ポイント上昇。これによる増収や修繕費の減少により、前期比2.2％増益となり、1口当たり分配金は6,835円となった。 期末のポートフォリオは32物件、資産規模（取得額合計）は1,236億円、有利子負債比率は48.5％。 第23期（2025年2月期）は、「MY熊本ビル」の45％持分を売却する。フリーレントを反映した実質的な期中平均稼働率は95.8％と前期より0.7ポイント低下する想定だが、売却益329百万円が寄与し、前期比14％増益を見込む。207百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は7,020円と2.7％増となる見通し。 第24期（2025年8月期）は、「MY熊本ビル」の残り55％持分を売却する。フリーレントを反映した実質的な期中平均稼働率は96.2％と前期予想より0.4ポイント上昇する想定。売却益402百万円が寄与するが、売却した物件の賃貸収益の減少等により、前期予想比2.3％減益を見込む。204百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は6,850円となる見通し。 今後の方針として、オフィス以外の成長性の高い資産の取得も検討する。スポンサーのみずほ信託銀行グループがホテルの物件情報や運用ノウハウを強化することで、本投資法人のサポート強化を図る。