ヒューリックリート投資法人がヒューリック両国ビル等4物件を取得、業績予想を修正

(2020/03/24)

ヒューリックリート投資法人（HLI）が、ヒューリック両国ビル等、オフィスビル2物件、商業施設1物件、ホテル1物件を、スポンサーであるヒューリックより取得する。4物件の取得額は計236.72億円。取得後の資産規模（取得額合計）は、7.2％増の3,514億円となる。 併せて投資口の追加発行を行う予定であったが、新型コロナウイルスの影響から投資口市況が急落、HLIの投資口価格も年初来高値を付けた2月21日の終値208,300円から、3月24日は106,000円と49％低下。このため予定していた増資を行わずに、短期借入金192億円と自己資金を充当する。このため一時的に有利子負債比率が2月末の44％から47％程度へ上昇するが、併せて投資口発行登録（160億円）を行い、当期（2020年8月期）中に増資を投資口の発行を行う予定。借入金返済後の有利子負債比率は43％程度の見込み。 これに伴い業績予想を修正。 第12期（2020年2月期）は、12月に公表したヒューリック浅草橋ビル等、2物件の収益を反映し、10月に公表した業績予想に対し1.9％増益を見込み、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は3,526円となる見通し。 第13期（2020年8月期）は、上記4物件取得、ゲートシティ大崎の売却益により、前回予想比10.4％増益を見込む。投資口88,000口の追加発行を行う前提で、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は3,582円と3.5％増となる見通し。なお、投資口の追加発行を行わない場合は3,770円となる見通し。 併せて第14期（2021年2月期）業績予想を発表。上記の新規4物件が通期寄与するが、前期の物件売却益の反動減により、前期予想比2.8％減益を見込み、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は3,482円となる見通し。なお、第13期に投資口の追加発行を行わない場合は3,630円となる見通し。