積水ハウス・リート投資法人が投資口追加発行、赤坂ガーデンシティを追加取得

(2021/10/18)

積水ハウス・リート投資法人（SHR）が、投資口の追加発行を行う。公募増資は2年5ヶ月ぶり。 発行口数は137,500口、オーバーアロットメントによる売出口数は6,875口。これにより発行後の投資口数は、3.4％増の4,433,041口となる予定。 調達額は123億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 取得する「赤坂ガーデンシティ」は、地下鉄赤坂見附駅及び永田町駅より徒歩8分に位置する、2006年竣工、19階建、スポンサーである積水ハウスが開発したオフィスビル。今回取得する5階～9階と10階の一部は、かつてジャパンエクセレント投資法人が保有しており、2017年に本売主に売却した経緯がある。 なお、SHRは前回の増資時に他の区分所有権の一部を取得済であり、今回の取得と併せて取得額は計500億円となる。また取得後のポートフォリオ全体の規模（公表済含め）は6.8％増の5,638億円となる。 これらに伴い第15期（2022年4月期）業績予想を修正。上記物件取得により、7月に公表した業績予想に対し3.6％増益を見込む。内部留保より848百万円を取崩し、投資口数が増加するも1口当たり分配金は1,695円と1.4％増となる見通し。 併せて第16期（2022年10月期）業績予想を発表。前期に取得する物件が通期寄与するが、既存物件の減収、固都税や減価償却費の増加により、前期予想比0.2％減益を見込む。内部留保より830百万円を取り崩すが、1口当たり分配金は1,688円と0.4％減となる見通し。 なお、有利子負債比率は第15期末及び第16期末ともに45.4％程度と、第13期（2021年4月期）より変動ない見込み。 今後の中期目標として、資産規模6,000億円を目指す意向。