サムティ・レジデンシャル投資法人が第18期決算、第三者割当増資、10物件取得を発表

(2024/09/13)

サムティ・レジデンシャル投資法人が、第18期（2024年7月期）決算を発表した。 第18期は、「S-FORT静岡天王町」を売却した。賃貸収益は増加したが、物件売却益が減少したため、前期比12.1％減益。減価償却費の22.4％相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は2,646円となった。 期末のポートフォリオは179物件、資産規模（取得額合計）は1,629億円、有利子負債比率は50.0％。 併せてスポンサーであるサムティ及び大和証券グループ本社を割当先とする第三者割当増資を行うことを発表した。発行口数は14,000口、発行価額は9月12日終値である100,400円。発行後の投資口数は1.7％増の852,726口となる。調達額する14億円は、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 取得する物件は、「S-RESIDENCE熱田一番」等、住宅10物件、取得額は計61.62億円。取得後のポートフォリオ全体の規模は1,710億円となる。 第19期（2025年1月期）は、上記10物件を含めた計12物件を取得する。これにより前期比1.1％増益を見込む。減価償却費の22.1％の利益超過分配を行うが、投資口数の増加により、1口当たり分配金は2,634円と前期比0.5％減となる見通し。 第30期（2025年7月期）は、賃貸収入が増加するが、修繕費や原状回復費の増加により前期予想比0.8％減益を見込む。減価償却費の21.8％相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金（利益超過分配金）は2,616円と0.7％減となる見通し。 引き続きスポンサーサポートを活用し、中期目標である資産規模2,000億円を目指す。