いちごホテルリート投資法人が第19期決算を発表、1口当たり実績分配金は10,125円

(2025/03/14)

いちごホテルリート投資法人が、第19期（2025年1月期）決算を発表した。 第19期は、「ザ・ワンファイブマリン福岡」を取得、「ヴァリエホテル広島」と「ネストホテル札幌駅前」を売却。変動賃料の20物件のRevPER（客室当たり売上）は9,534円と前年同期比19.2％増となった。物件売却益2,433百万円が寄与し、前期比233％増益。物件売却益を全額分配し、1口当たり分配金は10,125円となった。 期末のポートフォリオは29物件、資産規模（取得額合計）は688億円、有利子負債比率は41.4％。 第20期（2025年7月期）は、「ネストホテル博多駅前」を取得、「ネストホテル大阪心斎橋」を売却する。変動賃料20物件のRevPERは9,054円と前年同期比8.6％増となる想定。物件売却益の減少により、前期比64.3％減益を見込み、1口当たり分配金は3,613円となる見通し。 第21期（2026年1月期）は、変動賃料20物件のRevPERが9,648円と前年同期比1.2％増となる想定。前期の物件売却益がなくなることや、リニューアル工事に伴う空室期間発生により、前期比7.8％減益を見込み、1口当たり分配金は3,333円となる見通し。 今後は、契約満了となる物件のリブランドやリニューアル工事、契約条件の変更等による収益向上を目指す。