日本ホテル＆レジデンシャル投資法人が第16期決算、優先交渉権の取得を発表

(2024/07/22)

日本ホテル＆レジデンシャル投資法人が、第16期（2024年5月期）決算を発表した。 第16期は、スポンサーが大江戸温泉物語グループからアパホールディングスへ交代し、投資法人名称が変更となった。ホテルの変動賃料増加、前期に取得した住宅4物件の通期稼働により、前期比7.6％増益、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は1,575円となった。 期末のポートフォリオは15物件、資産規模（取得額合計）は359億円、有利子負債比率は36.0％。なお、アパホールディングスに対し借入金の債務保証を委託したことにより、全借入金が無担保となった。 第17期（2024年11月期）担保権解除に伴う融資関連費用の減少により、前期比17.5％増益を見込み、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は1,848円となる見通し。 第18期（2025年5月期）は、固定賃料の一時減額の終了により、前期予想比7.6％増益を見込み、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は1,988円となる見通し。 併せてアパホテル2物件と住宅5物件の優先交渉権を取得及び取得予定であることを発表した。第17期以降これらを取得し、3年後を目処に資産規模1,000億円を目標とする。またホテルのバリューアップ工事を行い、変動賃料の増加を目指す。