日本リテールファンド投資法人が18棟売却及び業績予想修正を発表

(2010/08/19)

日本リテールファンド投資法人（JRF）が、保有物件18棟を売却する。JRFは商業施設特化型REITであるが、今年3月ラサール ジャパン投資法人（LJR）と合併時に、LJRの保有していた商業施設、オフィスビル、住居の全21棟を取得。このうちオフィスビルと住宅は早期に売却することを表明していた。これに伴い、LJRから受け入れた21棟のうちオフィスビルと住居（一部商業施設あり）の計18棟を入札により売却先を決定した。売却先はケネディクスグループが設立したファンド。18棟の売却額は計332億円（個別物件の価格は非開示）。売却額と簿価の差額は計11.15億円。これにより、LJRから受け入れた物件のうち残る3棟は、ラポルト南青山、イオンモールむさし村山ミュー、イオンモール神戸北の商業施設3棟のみとなる。今回の売却に伴い第18期（平成23年2月期）業績予想を修正。物件売却益を計上する一方、売却分の賃貸収益が減少。また売却益の発生に伴い負ののれんは見込まない予定。従来予想比17%増益、1口当たり分配金は3,763円となる見通し。