オリックス不動産投資法人が投資口の追加発行、大阪と浜松のオフィスビルを取得

(2016/03/01)

オリックス不動産投資法人（OJR）が、投資口の追加発行を行う。OJRの公募増資は7期連続。発行口数は95,830口、オーバーアロットメントによる売出口数は4,792口。これにより発行後の投資口数は4.3％増の2,421,323口となる予定。調達額は約165億円を見込み、併せて取得する物件の取得資金に充当する。取得する物件大阪と浜松のオフィスビル。2棟の取得額は計168億円。2棟ともにスポンサーであるオリックスグループからの取得。1棟は、大阪市営地下鉄淀屋橋駅より徒歩1分にある、平成3年竣工、9階建のオフィスビル。もう1棟は、東海道新幹線浜松駅より徒歩5分にある、平成6年竣工、47階建のオフィス、ホテル、商業から成る複合施設。これらに伴い、第28期（平成28年2月期）及び第29期（平成28年8月期）業績予想を修正。第28期は、10月に公表した業績予想以降、3棟取得及び2棟売却を行った。物件売却益935百万円が寄与し、前回予想比16％増益を見込むが、うち730百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,910円となる見通し。上記の公募増資及び2棟取得が反映される第29期は、前回予想に対し6.2％増益見込む。投資口数が増加するも、1口当たり分配金は2,850円と前回予想を1.8％上回る見通し。併せて第30期（平成29年2月期）業績予想を発表。前期予想比2.5％増益を見込み、1口当たり分配金は2,920円となる見通し。