グローバル・ワン不動産投資法人が物件入替え、自己投資口の取得を発表

(2025/02/28)

グローバル・ワン不動産投資法人（GOR）が、スポンサーである明治安田生命保険と物件入替えを行う。 GORが取得する「明治安田生命大阪梅田ビル」は、JR大阪駅より徒歩4分に位置する、2000年竣工、31階建のオフィスビル。4月時点のテナントは44社、稼働率は97.5％を想定。GORは準共有持分の70％を取得する。取得額は241.29億円。 一方、売却する「横浜プラザビル」は、横浜市神奈川区に位置する、2010年竣工のオフィスビル。売却額は242.7億円。 横浜プラザビルは今後の収益向上余地が限定的である一方、明治安田生命大阪梅田ビルは市場賃料に比べて低く、今後の賃料上昇が見込める点から入替えを決定した。6期に分割して入替えを行う。 併せて自己投資口の取得を行うことを発表した。自己投資口取得の発表は2024年6月以来8ヶ月ぶりで4回目となる。 取得する投資口数は上限55,000口（発行済投資口数の5.48％）、取得総額は上限50億円。3月28日までに取得する投資口は2025年3月期に、4月以降取得する投資口は2025年9月期にそれぞれ消却する予定。 これらに伴い第44期（2025年9月期）業績予想を修正。明治安田生命大阪梅田ビルの25％を取得、横浜プラザビルの25％を売却する。横浜プラザビルの売却益2,034百万円が寄与し、1月に公表した業績予想に対し76％増益を見込む。内部留保より13百万円を取り崩す一方、物件売却益のうち470百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は4,107円となる見通し。 物件入替えの残り共有持分75％は、第45期（2026年3月期）～第49期（2028年3月期）に毎期15％ずつ入替えを行う予定。 なお、自己投資口取得の影響は業績予想に織り込んでいない。