J-REIT銘柄情報

8977 阪急阪神リート投資法人

阪急阪神リート投資法人が投資口追加発行、グランフロント大阪を取得、ららぽーと甲子園(底地)を売却

(2018/11/08)

阪急阪神リート投資法人(HRI)が、投資口の追加発行を行う。公募増資は2月に実施しており、今年2回目となる。 発行口数は54,000口、オーバーアロットメントによる売出口数は2,700口。これにより発行後の投資口数は8.9%増の695,200口となる予定。 調達額は74億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 またスポンサーである阪急阪神ホールディングスと物件入替えを行う。 取得する物件は、大阪・梅田に阪急電鉄が中心となり2013年に開発した大型複合施設「グランフロント大阪」。HRIは北館、南館、うめきた広場の各々共有持分4.9%を取得。 更に、高槻市に来年2月に開業予定のスーパーマーケット「バロー高槻店」の底地を来年3月に取得する。これら取得額の合計は180億円。 一方、兵庫県西宮市に保有する「ららぽーと甲子園」の底地を、阪神電鉄に売却する。売却額は79.6億円。 物件入替えに伴い、第28期(2019年5月期)末の資産規模は6.9%増の1,646億円となる。 これにより第28期業績予想を修正。新規取得物件の賃貸収益、ららぽーと甲子園(底地)の売却益192百万円が寄与し、7月に公表した業績予想に対し12.1%を見込む。投資口数が増加するも、1口当たり分配金は3,140円と3%上回る見通し。 併せて第29期(2019年11月期)業績予想を公表。修繕費が減少する一方、物件売却益がなくなることや固都税の増加により、前期予想比1.3%減益を見込み、1口当たり分配金は3,100円となる見通し。

<取得>          
物件名称 所在地 取得金額 還元利回り
(底地は割引率)
想定
NOI利回り
売主
グランフロント大阪
(うめきた広場・南館)
大阪市北区大深町 9,212百万円 3.50% 4.30% 阪急電鉄(株)
グランフロント大阪(北館) 大阪市北区大深町 6,566百万円 3.60% 4.60% 阪急電鉄(株)
(仮称)バロー高槻店(敷地) 大阪府高槻市若松町 2,259百万円 4.20% 4.30% 阪急阪神不動産(株)
合計 18,037百万円
<売却>          
物件名称 所在地 売却額 簿価 差額
(売却額-簿価)
売却先
ららぽーと甲子園(敷地) 兵庫県西宮市甲子園 7,960百万円 7,752百万円 208百万円 阪神電気鉄道(株)
           
  第28期予想 (修正前) 増減率    
営業収益 5,964百万円 5,479百万円 8.9%    
当期利益 2,183百万円 1,948百万円 12.1%    
1口当たり分配金 3,140円 3,050円 3.0%    
           
  第29期予想 (第28期予想) 増減率    
営業収益 5,950百万円 5,964百万円 ▲0.2%    
当期利益 2,155百万円 2,183百万円 ▲1.3%    
1口当たり分配金 3,100円 3,140円 ▲1.3%    

阪急阪神リート投資法人の記事を最新5件
2024/07/19
阪急阪神リート投資法人が第38期決算を発表、1口当たり実績分配金は3,030円
2024/01/24
阪急阪神リート投資法人が第37期決算を発表、1口当たり実績分配金は3,056円
2023/07/19
阪急阪神リート投資法人が第36期決算を発表、1口当たり実績分配金は3,043円
2023/01/20
阪急阪神リート投資法人が第35期決算を発表、1口当たり実績分配金は3,019円
2022/11/24
阪急阪神リート投資法人がH-CUBE KITAAOYAMA等、都市型商業施設2物件を取得
JREIT一覧に戻る
* 当サイトはJ-REIT(不動産投資信託)の情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としておりません。
* 当サイトの情報には万全を期しておりますがその内容を保証するものではなくまた予告なしに内容が変わる(変更・削除)することがあります。
* 当サイトの情報については、利用者の責任の下に行うこととし、当社はこれに係わる一切の責任を負うものではありません。
* 当サイトに記載されている情報の著作権は当社に帰属します。当該情報の無断での使用(転用・複製等)を禁じます。
J-REIT情報open
記事・ニュースopen
ETFopen