ジャパン・ホテル・リート投資法人が第17期決算を発表、1口当たり実績分配金は3,420円

(2017/02/23)

ジャパン・ホテル・リート投資法人が、第17期（平成28年12月期）決算を発表した。 第17期は、投資口追加発行を2回行い、「ホリデイ・イン大阪難波」等ホテル5物件(取得額計610億円）を取得。これによる賃貸収益や既存物件の変動賃料の増加が寄与し、前期比30％増益。内部留保より740百万円を取り崩し、投資口数が19.6％増加するも、1口当たり分配金は3,420円と前期を15％上回った。 期末のポートフォリオは41物件、資産規模（取得額合計）は2,868億円、有利子負債比率は39.7％。変動賃料の構成割合は42.5％と前期の39.5％を上回った。 第18期（平成29年12月期）は、前期に取得した物件の通期稼働や、変動賃料の増加により、前期比7.1％増益を見込む。なお、第18期以降負ののれんを毎期262百万円ずつ均等償却し分配金に上乗せする。これに加え第18期は固定資産除却損相当額として70百万円を加算し、1口当たり分配金は3,540円と前期を3.5％上回る見通し。なお、変動賃料構成割合は44.1％と更に上回る見通し。