「REITキーマンに聞く!」今回は、大和ハウス・アセットマネジメント株式会社 加藤 康敬 氏にJ-REIT市場とファンドの特徴をインタビュー形式でお話していただきました。
1.安定的な分配金マネジメント
2.安定的なレジデンシャルへの分散投資
3.大和ハウスの強いスポンサー力を活用した運用
本投資法人は、第10期(平成23年2月期)以降の各期末後、投資主の満足度向上を図るため、投資主向けアンケートを実施しており、第18期(平成27年2月期)で9回目を数えました。第17期においては、期末投資主数6,538名にアンケートを送付し、1,835名(28.1%)の投資主から回答を頂き、高い回収率から本投資法人に対する期待を感じています。投資方針決定時に重視するものとして81%の投資主が「分配金利回り」と回答しています。
投資家から期待されるのはやはり、分配金利回りということになりますが、利回りが高いということだけでなく、安定性というものが重要であると思います。
他REITとの違いとしましては、内部留保(182億円、平成27年2月末日現在:分配準備積立金)と税務上の繰越欠損金(平成27年2月末日現在:445億円)を活用した分配金マネジメントを実施しているというのが大きな特徴となっております。
これはニューシティ・レジデンス投資法人(以後NCR)との合併によるもので、他REITではなかなかできないものになっていると思います。具体的には、不動産の売却損が発生した時や、当初予想していた分配金が何らかの形で下回る際に、内部留保を取り崩して、調整することが可能となっています。
売却益が出た際も内部留保が出来ますし、売却損が出た際も取り崩すということで、調整が可能という非常にめずらしい投資法人かと思います。
また、内部留保の活用として、減価償却費相当額の10%に相当する金額を目処に当期純利益に上乗せし分配する方針です。他でも減価償却費をあまり使わない物流系のREITは、利益超過配当として減価償却費の一部を分配に回しておりますが、本投資法人では、利益超過配当ではなく、単純に10%相当額を上乗せして配当するという形をとっておりますので、税務上も非常にシンプルな形になっておりますし、安定性という意味でも非常に積極的なREITではないかと思います。
確かにそこは強く伝えたい部分ではあります。
物件売却益が発生したとしても一時的に配当としてその期の投資主だけに利益が享受されるのではなくて、内部留保して安定的に使うことについては、他REITとは違う点になっています。
いろいろな状況において、売却等の選択肢を活用できるのは、大きな強みではあると思います。
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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