「REITキーマンに聞く!」今回は、大和ハウス・アセットマネジメント株式会社 加藤 康敬 氏にJ-REIT市場とファンドの特徴をインタビュー形式でお話していただきました。
勤怠管理や稟議は電子化されているほか、社内の会議(各委員会、取締役会、役員会等)は、出席者全員に会議室設置のiPadを配布して、PDF化した資料をiPadでみて会議を行っております。これは、ペーパーレスで環境にも配慮してありますし、情報漏えいのリスク等にも対応しております。
以前は出席者全員に大量の部数の資料を印刷し配布しておりましたので、カラーコピーは大幅に減少しましたし、印刷の手間も解消されております。
物件取得環境が厳しい状況であるとスポンサーからのサポートが重要になってくると思います。
これまでは大和ハウスグループが賃貸物件として保有していたものを、本投資法人が取得するというものでしたが、最近の取り組みとして、平成27年5月に取得した5物件のうち2物件が、スポンサーが本投資法人向けに開発し竣工・安定稼働した物件であります。今後も本投資法人向けに協働して開発していくということが増えていければと思っております。
確かにそうですね。
またレジだけではなく、シニアアセットについても、大和ハウスには強みがあります。これまでは、地主様の土地有効活用として、請負工事業者の立場でシニアアセットを建設したものが主流となっておりましたので、今後は大和ハウスの土地の仕入れ段階から、いろいろな事業の選択肢の一つとしてシニアアセットの開発もしていただくように、定期的に本社だけでなく各支社、支店を回り、勉強会等を行いシニアアセットの開発に関してもお話させていただいております。
シニアアセットにつきましては、オペレーターの情報開示が必要になってきますが、開発時点でオペレーターが決まっておりますので、早い段階からオペレーターにも協議に入っていただき、REITが取得するに足りるような情報開示ができるスキームを構築しております。
本投資法人は、他REITとも情報交換をよく行っております。
IRの時も開示等を含めて他REITと問い合わせや情報交換を行っていたりします。
ARESにおいてJ-REITの運用会社による委員会もありますが、それとは別に数年前ですが、ある運用会社様に音頭をとっていただき、各運用会社の皆さんが集まり情報交換会を催したこともありました。
競合となっている住宅系の投資法人の運用会社の方とも交流があり、シニアアセットの取得前後に、情報交換させていただいたりしました。本投資法人がJ-REITで初めて投資口を分割した際も、検討されている投資法人の運用会社の方から事務手続き等の情報交換もしました。
情報交換の内容が、ARESを通じて運用会社間で共有されたこともありました。
REITは、運用について非常に透明性が高く、あまり隠すこともないので、そういった交流があっても良いのかと思います。また、コンプライアンスオフィサーも定期的に集まって意見交換をしているようです。
まだJ-REITが創設されて10年ちょっとの年月しか経っておらず、このような交流も大事なのかと思います。
今回ご対応インタビューにご対応いただきました大和ハウス・アセットマネジメント株式会社 加藤 康敬 様です。
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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