2月19日週のニュース概観
(写真/iStock)
2月22日、株式会社広島銀行(以下、広島銀行)が地銀としては初の単独スポンサーとしてREIT業界に参入することが明らかになった。
同日の広島銀行の発表によると、同行が「不動産投資法人の資産運用会社としての業務」を事業内容として昨年8月3日付で設立した100%子会社「ひろぎんリートマネジメント株式会社」(以下、ひろぎんリートマネジメント)について、業務遂行に必要となる許認可等の取得が完了したという。
翌23日付でサイバー法人台帳ROBINSを確認してみると新たに「ひろしま地方創生リート投資法人」が登録されており、この投資法人の運用をひろぎんリートマネジメント株式会社が行っていくことが推測される(なおひろぎんリートマネジメント、ひろしま地方創生リート投資法人の所在地は同一)。
広島銀行は手続きが順調に進めば今年3月にもREIT運用が開始するとしており、REITという受け皿を設け運用することで広島を中心とした山陽、瀬戸内地域の街づくり、ひいては地域経済の活性化に結び付けたい考え。
ひろぎんリートマネジメントの設立目的等を読むと、運営対象となるREITは大都市圏や日本全国に投資の手を広げて収益を挙げるスタイルではなく山陽、瀬戸内地域に特化した運用を行うREITとなりそうだが、同じように地域特化型である福岡リート投資法人には、九州地域の地銀、ガス・電力、鉄道、地場不動産の大手と様々な企業がスポンサーとして参加している。広島銀行のREIT事業は当面同行を単独スポンサーとして運営されていきそうだが、将来的に山陽、瀬戸内地域の地元大手企業もスポンサーとして参画してくるか注目される。
2月19日週の物件動向だが、主だったものとして以下の3件があった。
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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