2021年1月期(第5期)決算説明会資料
今回取り上げるのは、2021年3月17日に開示された伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人(以下IAL)の5期(2021年1月期)決算説明会資料です。
資産運用会社は、伊藤忠商事株式会社グループが出資する伊藤忠リート・マネジメント株式会社にて、IALは2018年9月に上場しております。
IALは物流不動産(投資比率80%以上)を主体として、物流不動産以外の工場、データセンター、通信施設、研究施設、供給処理施設、再生可能エネルギー関連施設等、主として事業活動の拠点又は基盤の用に供され、又は供されることが可能なもの(投資比率20%以下)にも投資する。
地域別投資比率では、「関東エリア」(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県)と「関西エリア」(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県及 滋賀県)に70%以上、その他エリア(海外を含む)30%以下と謳っている。
物流不動産賃貸市場は、足元での電子商取引(EC)市場の拡大を受け、生活に必要なインフラとして引き続き需要増が予想されている。
不動産売買取引市場においても、物流不動産に対する需要はJ-REIT、私募リート、私募ファンド等による投資姿勢の継続を背景に今後も堅調に推移すると予想される。
当期(2021年1月期)において、2020年11月20日付でアイミッションズパー ク柏2(準共有持分30%の追加取得)及びアイミッションズパーク印西2を取得した(計2物件、取得価格合計 140.87億円)。
その結果、当期末の保有件数は10物件(取得価格合計981.87億円)、保有資産全体の稼働率は、99.9%と良好な稼働状況を維持している。
当期においては、2020年11月20日を払込期日とする公募増資により142.76億円を、2020年12月22日を払込期 日とする第三者割当増資により4.02億円をそれぞれ調達し、当期末時点の出資総額(純額)は642.28億円となった。また、新規2物件(うち1物件は、準共有持分の追加取得)の取得資金及び関連費用の支払いの一部に充当することを目的として、2020年11月20日付で7.3億円(長期借入金)の借入れを実施。さらに、同年10月16日付で、消費税還付金及び手元資金を原資として、同年4月1日の物件取得時に借り入れた短期借入金15.13億円の 期限前弁済を実施。
その結果、当期末時点の有利子負債残高は353.7億円、LTVは34.3%となった。
主要指標(決算説明資料より抜粋)
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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