2021年5月期(第17期)決算説明会資料
今回取り上げるのは、2021年7月14日に開示された日本プロロジスリート投資法人の17期(2021年5月期)決算短信・決算説明資料です。
資産運用会社は、株式会社プロロジスの100%子会社であるプロロジス・リート・マネジメント株式会社にて、2013年2月に上場しております。
物流不動産市場においては、
①生産拠点の海外シフトやサービス産業へのシフト、グローバルな貿易量の継続的拡大等の国内外の経済、産業構造、社会情勢の変化
②電子商取引やインターネットを通じた通信販売(以下あわせて「EC」という。)の拡大及びサードパーティー・ロジスティクス(以下「3PL」という。)事業の市場規模拡大
等により、サプライチェーンの再構築が引き続き進行している。
かかる再構築の結果として、カスタマーのニーズが築年数の古い小型の倉庫からより新しく大型で高機能の物流施設へ移行すること、すなわち、Aクラス物流施設に対するニーズは引き続き高い水準を維持するものと、本投資法人は考えている。足元においては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19感染症)拡大の影響によってマクロ経済の先行きが不透明な状況が続く中、人々の生活様式や消費行動も引き続き大きな影響を受けている。一方において、人々が行動を制限された環境下においては、ECによる消費が以前にも増して著しい成長を見せており、先進的物流不動産への需要は従来以上に堅調に推移しております。このような環境の下、2021年3月末時点の首都圏における大型マルチテナント型施設の空室率は1.1%と引き続き低水準で推移している。総じて、先進的物流不 動産賃貸市場において、新型コロナウイルス感染症拡大の影響は比較的限定的であり、また今後も長期にわたって、人々の生活を支えるインフラとしての物流不動産の重要性は一層拡大していくものと、本投資法人は考えている。
当期においては、プロロジスパーク千葉ニュータウン、プロロジスパーク千葉2、プロロジス パークつくば2(取得価格合計622億円)を取得した。
新投資口の発行について
取得資産の取得資金の一部に充当することを目的として、 2021年2月2日に公募増資による新投資口の追加発行(110,480口)を実施し、また、同年2月24日にオーバーアロットメントによる売出しに係る第三者割当による新投資口の追加発行(5,520口)を実施した。これにより、新規に373.83億円のエクイティ資金を調達し、当期末時点での出資総額は4,297.42億円、発行済投資口の総口数は2,581,850口となっている。
資金の借入れについて
取得資金の一部へ充当するため、2021年2月8日付で短期借入金100億円円及び長期借入金123円億円の借入れを行った。さらに、2021年5月31日付で第10回無担保投資法人債及び第11回無担保投資法人債総額120億円をグリーンボンドとして発行し、その発行代わり金を以て当該短期借入金を全額期限前弁済した。また、当期に返済期限を迎えた長期借入金総額213億円の返済資金へ充当するため、2021年2月15日付で長期借入金730億円及び2021年4月28日付で長期借入金総額140億円の借入れを行った。
この結果、本投資法人の当期末時点の有利子負債総額は2,845億円(借入金残高2,465億円、投資法人 債残高380億円)となり、LTVは当期末時点で37.8%となった。
主要指標(決算説明資料より抜粋)
PR
PR
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
* 当サイトはJ-REIT(不動産投資信託)の情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としておりません。 * 当サイトの情報には万全を期しておりますがその内容を保証するものではなくまた予告なしに内容が変わる(変更・削除)することがあります。 * 当サイトの情報については、利用者の責任の下に行うこととし、当社はこれに係わる一切の責任を負うものではありません。 * 当サイトに記載されている情報の著作権は当社に帰属します。当該情報の無断での使用(転用・複製等)を禁じます。