2021年5月期(第3期)決算説明会資料
今回取り上げるのは、2021年7月16日に開示されたSOSiLA物流リート投資法人(以下SOSiLA)の3期(2021年5月期)決算説明会資料です。
SOSiLAの資産運用会社は、住友商事グループの住商リアルティ・マネジメント株式会社にて、SOSiLAは2019年12月に上場しています。
不動産売買取引市場においては、緩和的な金融環境を背景に、投資家の投資意欲は引き続き高い状況にあり、本投資法人が投資対象とする優良な物流施設の利回りは低下傾向が継続している。
物流不動産市場においては、EC市場の堅調な拡大を背景に、企業による物流業務の外部委託に伴う3PL(サード・パーティー・ロジスティクスの略称であり、荷主からその物流機能の一部又は全部を請け負う物流サービス)市場規模の拡大や物流拠点の再編への動き等により、多機能で利便性の高い物流施設へのテナントニーズは一層高まる傾向にあるが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、生活必需品の需要 増加による在庫の積み増し等が追い風となり、今後も先進的物流施設への需要は一層増加するものと考えられる。
SOSiLA海老名(準共有持分62%)及びSOSiLA西淀川Ⅱを取得価格合計 230.98億円で取得した。
この結果、本投資法人が当期末現在で保有する物件は10物件、取得価格の合計 は1,008億円となっている。
現状の稼働率は100%。内部成長を牽引する取り組みの一つとして以下を示す。
2020年12月1日を払込期日とする公募増資により105.81億円を、2020年12月29日を払込期日とする第三者割当増資により5.29億円をそれぞれ調達し、当期末時点の出資総額(純額)は620.2億円 となった。
また、資産の取得に合わせて2020年12月4日に新規借入れ112億円を行い、2020年12月10 日に短期借入金21億円の借換えを行った結果、当期末の借入金残高は、407億円となった。
当期末の総資産に占めるLTVは、37.9%となっている。
主要指標(決算説明資料より抜粋)
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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