2021年9月期(第36期)決算説明会資料
今回取り上げるのは、2021年11月16日に開示されたグローバル・ワン不動産投資法人(以下GOR)の36期(2021年9月期)決算短信・決算説明資料です。
GORの資産運用会社は、明治安田生命、MUFG、近鉄他が株主であるグローバル・アライアンス・リアルティ株式会社にて、GORは2003年9月に上場しています。
当期の日本経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるなか、持ち直しの動きが続いているものの、そのテンポが弱まっている。
オフィスビルの賃貸マーケットについては、一部に拡張移転等の成約が見られたものの、拠点集約等に伴う解約の動きも継続していることから、空室率の上昇傾向が続き、募集賃料は小幅ながらも下落傾向となっている。
オフィスビルの売買マーケットは、世界各国の中央銀行の潤沢な資金供給による超低金利下の運用難という状況が続いており、良好な資金調達環境を背景に、国内外の投資家の投資意欲は変わらず旺盛である一方で、Aクラスビルの物件情報は依然として限定的であることから、物件の取得競争は厳しく、売買価格は高止まりしている。
36期中の物件移動はない。
当期末(2021年9月30日)において、当投資法人が保有する運用資産はオフィスビル11物件、取得価格の総額1,911億円。
当期においては、2021年9月27日に返済期限の到来した、投資法人債20億円の償還資金に充当するため、同日付で同額の投資法人債を発行した。
2021年9月30日現在の出資総額(純額)は939.01億円、発行済投資口の総口数は961,884口、借入金残高は755億円、投資法人債発行残高は190億円。
主要指標(決算説明資料より抜粋)
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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