2023年1月期(第35期)決算説明資料
今回取り上げるのは、2023年3月14日に開示された日本ロジスティクファンド投資法人(以下JLF)の35期(2023年1月期)決算資料です。
資産運用会社は、三井物産株式会社系列の三井物産ロジスティクス・パートナーズ株式会社にて、我が国初の「物流特化型REIT」として2005年5月に上場しております。
JLFは物流施設に特化したREITにて、投資エリア及びその投資比率は、首都圏(50~70%)、近畿・中部・九州(30~50%)、その他(5~10%)と定めている。
物流施設の賃貸市場について、首都圏では、EC事業者、ECチャネルでの販売を強化するメーカー、ドラッグストアをはじめとして賃貸需要は底堅いものの、特に国道16号エリア及び圏央道エリアでは供給増加により空室消化のペースの鈍化が見られ、需給環境は前期よりも緩和的な状況となっている。一方で近畿圏、中部圏及び九州圏を含む地方圏では、需給環境は前期と変わらない状況となっている。特に中部圏では、製造業が需要を牽引しつつ全体としてテナントの動きは活発 業種の裾野が広がっていることから前期より空室率は低下した。
当期における物件の移動はない。
当期末(2023年1月31日)時点で合計52物件・取得価格の総額2,737億円の不動産等を運用している。
当期は、2022年8月に返済期限を迎えた長期借入金40億円、2022年9月に返済期限を迎えた長期借入金40億円及び2022年11月に返済期限を迎えた長期借入金15億円のリファイナンスを行った。これらを通じて、金利固定化及び返済期限の分散を推進し、金利上昇への耐性を高めるとともに、調達先の分散も実現している。
これにより、当期末時点での有利子負債総額は1,197億円、LTVは43.6%となっており、引き続き安定的な財務運営を行っている。
主要指標(決算説明資料より抜粋)
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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