(2022/09/14)
森ヒルズリート投資法人が、第32期(2022年7月期)決算を発表した。 第32期は、「ラフォーレ原宿」底地の共有持分7%を売却した。ポートフォリオの89%を占めるオフィスの平均稼働率は98.2%と前期より0.2ポイント上昇した。資産運用報酬が増加したが、売却益1,347百万円が寄与し、前期比16.9%増益。売却益のうち636百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,030円と前期比3.5%増となった。 期末のポートフォリオは11物件、資産規模(取得額合計)は4,092億円、有利子負債比率は46.6%。 第33期(2023年1月期)は、「ラフォーレ原宿」底地の共有持分7%を追加売却し、売却益1,345百万円を計上する。オフィスの賃貸収入が増加するが、ラフォーレ原宿底地の賃貸収入の減少、修繕費や水道光熱費の増加により、前期比0.9%減益を見込む。売却益のうち559百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,040円となる見通し。 第34期(2023年7月期)は、現時点で未契約であるが、「ラフォーレ原宿」底地の一部の追加売却を行い、売却益1,361百万円が発生する想定。ラフォーレ原宿底地の賃貸収入の減少、固都税や減価償却費の増加により、前期予想比0.5%減益を見込む。512百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,050円となる見通し。 ラフォーレ原宿底地を継続的に売却しながら、新規物件の取得を検討し、中長期的には資産規模拡大を図る意向。
第32期実績 | 第33期予想 | 前期比 | 第34期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 11,197百万円 | 11,192百万円 | ▲0.0% | 11,166百万円 | ▲0.2% |
当期利益 | 6,443百万円 | 6,386百万円 | ▲0.9% | 6,357百万円 | ▲0.5% |
分配金総額 | 5,806百万円 | 5,825百万円 | 0.3% | 5,844百万円 | 0.3% |
1口当たり分配金 | 3,030円 | 3,040円 | 0.3% | 3,050円 | 0.3% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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