(2025/03/17)
森ヒルズリート投資法人(MHR)が、第37期(2025年1月期)決算を発表した。 第37期は、「ラフォーレ原宿」の底地(共有持分7%)を追加売却した。解約違約金の減少等や支払利息の増加により、前期比2.8%減益。261百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,080円と前期比6.9%減となった。 期末のポートフォリオは11物件、資産規模(取得額合計)は4,016億円、有利子負債比率は45.8%。 併せてスポンサーの森ビルと物件入替えを行うことを発表した。 MHRが取得する物件は、港区虎ノ門にある「虎ノ門ヒルズ森タワー」の区分所有権(28~35F)の共有持分10%(追加)。今回の取得額は78.2億円。 一方、売却する物件は、「ラフォーレ原宿」の底地の準共有持分14%。7%ずつ2期に分割して売却する。売却額は計61.46億円。 更に自己投資口取得を行うことを発表した。本投資法人の自己投資口取得は初めて。取得する投資口数は上限30,700口(発行済投資口数の1.6%)、取得総額は上限40億円。取得した投資口は2025年7月期中に消却する予定。 第38期(2025年7月期)は、「虎ノ門ヒルズ森タワー」の追加取得、「ラフォーレ原宿」底地の7%を追加売却する。物件売却益が増加するが、修繕費や支払利息の増加により、前期比1.4%減益を見込む。154百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,090円となる見通し。 第39期(2026年1月期)は、「ラフォーレ原宿」底地の7%を追加売却する。前期に取得した物件の通期稼働、修繕費の減少等により、前期予想比0.9%増益を見込む。191百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,100円となる見通し。 なお、業績予想に自己投資口取得及び消却の影響は織り込んでいない。 ラフォーレ原宿の底地は引き続き分割売却を行い、将来的に持分全てを売却するか、もしくは持分を残し本物件の再開発に参画する予定。
第37期実績 | 第38期予想 | 前期比 | 第39期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 11,088百万円 | 11,220百万円 | 1.2% | 11,303百万円 | 0.7% |
当期利益 | 6,163百万円 | 6,076百万円 | ▲1.4% | 6,133百万円 | 0.9% |
分配金総額 | 5,902百万円 | 5,921百万円 | 0.3% | 5,940百万円 | 0.3% |
1口当たり分配金 | 3,080円 | 3,090円 | 0.3% | 3,100円 | 0.3% |
<取得> | |||||
物件名称 | 虎ノ門ヒルズ森タワー(追加) | ||||
所在地 | 東京都港区虎ノ門 | ||||
取得金額 | 7,820百万円 | ||||
想定NOI利回り | 3.1% | ||||
還元利回り | 2.4% | ||||
竣工時期 | 2014年5月1日 | ||||
取得日 | 2025年7月1日 | ||||
売主 | 森ビル(株) | ||||
<売却> | |||||
物件名称 | ラフォーレ原宿(底地) | ||||
所在地 | 東京都渋谷区神宮前 | ||||
売却額 | 6,146百万円 | ||||
簿価(売却時想定) | 3,090百万円 | ||||
差額(売却額-簿価) | 3,056百万円 | ||||
売却日 | 2025年7月、12月(計2回) | ||||
売却先 | 森ビル(株) |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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