(2023/09/15)
森ヒルズリート投資法人が、第34期(2023年7月期)決算を発表した。 第34期は、「ラフォーレ原宿」底地の共有持分7%を追加売却した。売却した分の賃貸収入が減少する一方、パススルー契約のオフィスの賃貸収入の増加、資産運用報酬の減少により、前期比0.3%増益。3月公表の業績予想では物件売却益の一部を内部留保する予定であったが、当期に買換資産の取得が出来なかったため、課税特例の適用とならず、売却益を全額分配する。これにより1口当たり分配金は3,352円と前期比10.3%増となった。 期末のポートフォリオは11物件、資産規模(取得額合計)は4,061億円、有利子負債比率は46.4%。 第35期(2024年1月期)は、「ラフォーレ原宿」底地の共有持分7%を追加売却する。売却した分の賃貸収入の減少、修繕費や管理費の増加等により、前期比1.2%減益を見込む。買換特例を活用し482百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,060円となる見通し。 第36期(2024年7月期)は、現時点で未契約であるが、「ラフォーレ原宿」底地7%を追加売却する前提。テナント退去による減収、修繕費の増加により前期予想比4.1%減益を見込む。買換特例を活用し204百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,070円となる見通し。 なお、第35期及び第36期における買換資産の取得は現時点で決定しておらず、取得出来ない場合は内部留保せず売却益全額を分配する予定。
第34期実績 | 第35期予想 | 前期比 | 第36期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 11,215百万円 | 11,163百万円 | ▲0.5% | 10,975百万円 | ▲1.7% |
当期利益 | 6,423百万円 | 6,346百万円 | ▲1.2% | 6,087百万円 | ▲4.1% |
分配金総額 | 6,423百万円 | 5,863百万円 | ▲8.7% | 5,883百万円 | 0.3% |
1口当たり分配金 | 3,352円 | 3,060円 | ▲8.7% | 3,070円 | 0.3% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
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4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
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